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静かな桜スポットをめぐるデートでは、上品蓮台寺 (じょうぼんれんだいじ)から歩き始めよう。 ここへのアクセスは、市バス・千本北大路で下車すると徒歩三分で着きます。
京都市北区にある上品蓮台寺は、あまり知られていない桜スポット。こじんまりとした境内に艶やかに咲く紅しだれ桜がとても美しい。
すぐ近くの道路を走るバスの車窓からでも、あざやかなピンク色の花びらが目に付く。とても絵になる桜所なので、ポスターや写真集などにもよく使われています。静かに咲くここの桜をふたりで愛でよう。 |
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次は西へ5分ほど歩くと高台が見えてくる。この高台の頂上へと続く道をゆっくりと登って行こう。そこにあるのが自然に包まれた瑞々しい神域を持つ
建勲神社(たけいさおじんじゃ)。長い参道と落ち着いた境内には、染井吉野や枝垂れ桜が咲きます。桜の散り時に訪れると、花びらで敷き詰められたピンク色の階段風景が印象的。 高台にある本殿からの見晴らしも良い。ここは地元の人たちの散歩コースにもなっているようです。 |
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建勲神社より北へ5分ほど歩いた場所にあるのが大徳寺。ここは、二十二もの塔頭(たっちゅう・敷地内の関連寺院のこと)がある広大な禅宗寺院。
アニメ漫画のモデルとして有名な一休和尚もここに住んでいたそうです。
境内を北へ北へと通り抜けて、お隣の今宮神社まで歩いて行こう。 |
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今宮神社の落ち着いた境内には、数本の小ぶりな枝垂れ桜が静かに咲く。ここでは4月の第2日曜日に、春に散る花とともに飛散すると信じられていた疫神を鎮めるための「やすらい祭」が行われます。鬼の姿などに扮装した「練り衆」と呼ばれる行列が太鼓をたたき、歌い踊るこの祭りは、京都三大奇祭に数えられています。 |
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今宮神社の境内西側には、「重軽石」と呼ばれる不思議な石がある。 この石を三回たたいて持ち上げると怒って重くなり、次に三回なでて持ち上げると軽くなるという面白い石です。 |
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今宮神社に来たら、ぜひ門前名物のあぶり餅を食べて帰ろう。境内を東に出た参道に店を構える 「元祖 正本家 一和(いちわ)」 は由緒ある老舗。
お店のおばちゃんたちは、とてもフレンドリーな対応をしてくれるので、気軽に立ち寄れる。店の奥には座敷もあります。 |
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あぶり餅 とは、きな粉をまぶした ひと口サイズのお餅を竹串の先端に刺し、炭火で焦げ目がつくまであぶり、最後に白味噌をからめて食べる伝統的な餅菓子。
一人前 15本で500円。持ち帰りもできます。 |
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参拝した帰りには、あぶり餅の香ばしくて甘い素朴な味わいに浸りながら、ふたりでほっこりとした時間を過ごしたい。 |
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最後は上賀茂神社まで足を伸ばそう。今宮神社からのアクセスは市バスが便利。今宮神社前から46系統・上賀茂神社
行に乗車して15分くらい。 1時間に5本ほど運行している。 |
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世界文化遺産である 上賀茂神社 は 見所の多い桜の名刹。 一の鳥居をくぐって芝生広場に入ると、まずは堂々と咲き誇る枝垂れ桜
「斎王桜」が
目に飛び込んでくる。その優美な姿は、ここを訪れる人たちを魅了し続けて
います。 そこから50mほど 先にある二の鳥居の隣りで咲く 「風流桜」は
朱塗りの柵と重なって華やかな印象がする。 |
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二の鳥居をくぐると授与所の隣で美しく咲く「みれい桜」が見えてくる。この桜は細殿前にある立砂越しに撮るのが定番。 朱塗りの楼門 を くぐると、
国宝に指定されている雅な本殿と権殿がある。この上賀茂神社の敷地内には小川が流れており、自然と一体化した神域といえる。
開放感のある
社域内をふたりでゆっくり歩いてみよう。 |
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忙しい日常を離れて、好きな人と訪れる静かな桜所は、
和の癒しに触れる さくらデートになるでしょう。 |
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〜おしまい〜 |
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