「 ティハール 光の祭り 」
 ティハールとは・・・ネパールの国中で行われる ヒンドゥ教のお祭。 幸せの女神である ラクシュミ をまつり、幸福 と 健康 を祈る。 お店には鮮やかな花飾りが施され夜には、色とりどりのイルミネーションやキャンドルの炎が街中を包む。 様々な光りに彩られるその様子から “光りの祭” と呼ばれている。 だいたい10月の終わり頃から11月のあたまにかけて5日間行われる美しい祭だ。
友人ネパリのショップでも、花飾りとイルミネーションを準備。
道沿いには ここぞとばかりに、たくさんの花売りが並ぶ。
 夜には、街中の家や店をイルミネーションが彩る。
 そして、家のまわりをキャンドルの明かりが照らす。
 マンダラを描き、光で“幸せの神・ラクシュミ”を呼び込む。
ティハールの3日目 と 4日目には、子供たちは友達を集めてチームを結成し、
3日目のガールズデイは「バイリレ」、4日目のボーイズデイは「ドゥシレ」という歌声で祭りのエンターテインメントをプレゼントしに、近所の家々を回る。
相手がその歌声を気入ってくれるとお金をもらえる。
ティハール最終日・・・
シスターによる うつくしき ティハール ティカの儀式。


ティハール ティカとは・・・
シスター(女性)がブラザー(男性)に “幸せのティカ” を送る儀式。
この儀式は親子や夫婦間では行えないヒンドゥ教の決まりがあって、
兄妹 や いとこ同士などの親族の間で行なわれるのが一般的なようだ。


幸せの女神・ラクシュミの使いとなるシスターは
前夜から食べることや水を飲むことも禁じられており
当日の早朝、身を清める水浴びをしなければならない。


シスターは「わたしのブラザーが、大きな問題に突き当たる事なく、
健康で幸せな生活が送れますように。」 ・・・と 幸せのティカを おでこに送る。
そして、シスターより祝福の花の首飾りとトピー(帽子)をいたただく。
その後、ブラザーは身体をつくる ご馳走を食する。
この儀式は、親類が顔を合わせる良い機会になっているようだ。


ヒンドゥ教らしい鮮やかな色が随所に使われた美しい祭り
ネパールのティハール でした。
 ナマステ。
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