葵祭 カレンダー 日程
◆ 葵祭のはじまり
葵祭は、上賀茂神社下鴨神社の例祭として京都三大祭りのひとつに数えられ、日本最古の祭として現代に受け継がれています。祭りの起源は飛鳥時代にまで遡ります。当時の欽明天皇(539〜571年)は天災が続くことにより人民たちが貧苦している状況を憂い、占部伊吉若日子(うらべのわかいきひこ)に占わせたところ、賀茂大神の祟りであると判明。欽明天皇の「賀茂大神の怒りを鎮めるための祭りをせよ」との号令にて、四月吉日に馬に鈴をつけて走らせ、人には猪頭を被らせて賑やかな祭りを行ったところ、たちまち天災は収まり五穀豊穣したことにより始まったと伝えられています。
◆ 毎年 5月15日 葵祭について
葵祭の正式名称は「賀茂祭」(かもまつり)という。「葵祭」(あおいまつり)と呼ばれているのは、祭日は社殿や腰輿などを葵で飾り人も葵を身につけることから、今では「葵祭」と呼ぶのが一般的となっています。明治以後には祭日が変わり、現在では5月15日が祭日となっています。(雨天の場合は翌日5/16に順延、5/16も雨天だった場合は中止、開催の決定は午前6時の時点で判断される)
葵祭の行列が京都御所を進発し都大路を進む道中を「路頭の儀」と呼びます。行列は束帯姿の近衛使代(このえつかいだい)と呼ばれる勅使代を中心とした本列 と 十二単の斎王代に従う女人たちの斎王代列に分かれています。下鴨神社と上賀茂神社では勅使が御祭文を奏上し、内蔵使代(くらづかいだい)が御幣物を献上する「社頭の儀」が行われます。路頭の儀で行列に並ぶのは総勢約500名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、斎王代の乗る腰輿(およよ)1台。行列の長さは約1キロメートルにも及び、京都御苑から下鴨神社を経て上賀茂神社まで約8キロメートルを練り歩きます。
◆ 斎王代について
平安遷都の後、嵯峨天皇は皇女(ひめみこ)である有智子(うちこ)内親王を山城国の守護神である賀茂社に巫女として奉仕させました。それ以来、身を神に捧げ奉仕する未婚の内親王を「斎王」と呼んでいます。
1956年より、その斎王の代役である「斎王代」と女人列が葵祭に加えられました。斎王代として葵祭に奉仕する女性は年ごとに未婚で京都在住の女性から選ばれています。斎王代は葵祭のヒロインとして、豪華な十二単と凛とした表情で祭を優雅に彩ります。誰が斎王代を務めるかは毎年四月下旬に発表され京都中が注目する大きなニュースとなります。
◆ 葵祭 路頭の儀
10時30分より行列が京都御所を進発し「路頭の儀」として都大路を練り歩きます。京都御所の建礼門前の長いストレートを歩く様子は祭自体を表現するハイライト場面。行列は堺町御門を出て下鴨神社へと向かいます。京都御苑は広いので行列を見るには一番見やすい場所。有料観覧席もあります。
本列・近衛使代列には、束帯姿の近衛使代(このえつかいだい)が勅使の代役を務め、藤の花で飾られた牛車、水干姿の牛童(うしわらわ)、華やかな風流傘を持つ取物舎人(とりものとねり)などが並びます。
その後、腰輿に乗った斎王代を中心とした女人たちの斎王代列が続きます。斎王代は垂髪で、前頭部に金枝と銀の梅花の心葉(こころば)を立て、櫛を挿しています。頭部の左右には白の組紐を蜷結び(になむすび)にした日蔭絲(ひかげのいと)を垂らしています。そして十二単を纏うと約12キロほどの重さ。
斎王代の側に仕える少女は童女(わらめ)。垂髪でカラフルな袙(あこめ)をまとい、袙扇を持って腰輿につき従います。天皇の食事を担当したという女官・采女(うねめ)は、青海波文様の表衣の上に小忌衣を着ています。頭部には斎王代と同じく心葉に日蔭絲。その他に斎王付きの巫子(みかんこ)である騎女(むなのりおんな)などは馬に乗って参向する。最後は斎王代の牛車。十二単の袖が牛車からはみ出ているのが特徴。
この路頭の儀では職分に応じた衣装の違いが見所となっている。パンフレットを片手に見ると分かり易くてより葵祭を楽しめるだろう。行列は先頭から最後尾まで約1キロにも及ぶ。
◆ 葵祭 社頭の儀
下鴨神社(5/15 12時頃〜)と上賀茂神社(5/15 16時頃〜)で行われる平安時代以来の古儀を「社頭の儀」と呼んでいる。その社頭の儀では、勅使による御祭文の奏上、内蔵使代による御幣物の献上の後に、牽馬の儀(ひきうまのぎ)、東遊(あずまあそび)、走馬の儀(そうめのぎ)が執り行われる。
京都 5月15日 葵祭 京都御苑 2015 葵祭
場所 : 京都御苑  住所 : 京都府京都市上京区京都御苑
時間 : 10時30分〜  有料観覧席 : 1席 2000円
10時30分より行列が京都御所を進発し都大路を練り歩きます。京都御所の建礼門前の長いストレートを歩く様子は葵祭のプロローグでありながら、この祭自体を表現するハイライト場面となっています。
5月15日 葵祭 下鴨神社 社頭の儀 葵祭 下鴨神社 写真
場所 : 下鴨神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 11時40分〜  有料観覧席 : 1席 2000円
行列が緑豊かな糺の森を抜けて下鴨神社の楼門をくぐると平安時代以来の古儀である「社頭の儀」が始まります。御祭文の奏上、御幣物の献上などが執り行われ、14時20分に上賀茂神社に向けて進発します。
5月15日 葵祭 上賀茂神社 京都 葵祭 上賀茂神社 画像
場所 : 上賀茂神社  住所 : 京都市北区上賀茂本山339
時間 : 15時30分〜  有料観覧席 : 1000円
15時30分頃には行列が上賀茂神社に到着。一の鳥居より皆が歩いて参進されます。ここではズラリと並んだ艶やかな女人列が見所。ここでも「社頭の儀」が行われ、すべてが終了するのは17時を過ぎた頃となる。
◆ 葵祭前儀
風薫る五月に入ると葵祭の行列参進に向けた前儀が連日執り行われます。
GW中に開催される神事もあり上賀茂神社や下鴨神社には多くの人が参拝に訪れます。
5月3日 下鴨神社 流鏑馬神事 やぶさめ 流鏑馬神事
場所 : 下鴨神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 13時〜  有料観覧席 : 1席 2000円(パンフレット込み)
下鴨神社境内である糺の森にて行われる流鏑馬神事(やぶさめしんじ)。数百メートルある馬場を公家風束帯姿武家風狩装束の射手がすさまじいスピードで激走する馬上から三か所の的を矢で射抜きます。
5月4日 京都 下鴨神社 斎王代 御禊の儀 斎王代 御禊の儀
場所 : 下鴨神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間:10時30分〜 見学無料
  西暦奇数年に催行 : 2015年催行
斎王代 御禊の儀(ぎょけいのぎ)は、斎王代が御手洗池に手を浸し禊をする儀式。禊の後、斎串(いぐし)に罪穢れを移し水に流します。清らかな心身となり5/15の葵祭を迎える。2017年は下鴨神社で催行される。
5月4日 上賀茂神社 斎王代 御禊の儀 斎王代 御禊の儀 写真
場所 : 上賀茂神社  住所 : 京都市北区上賀茂本山339
時間:10時30分〜 見学無料
  西暦偶数年に催行 : 2016年催行
斎王代御禊の儀は、斎王代が御手洗川に手を浸し禊をする儀式。禊の後、人形に息を吹きかけ罪穢れを御手洗川に流します。心身共に清らかに5/15の葵祭を迎えます。2018年は上賀茂神社にて催行される。
5月5日 下鴨神社 歩射神事 屋越神事 下鴨神社 歩射神事
場所 : 下鴨神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 11時〜  見学無料
葵祭の行列参進の際に、沿道の邪気を祓うために執り行われる歩射神事(ぶしゃしんじ)。まずは、朱塗りの楼門の屋根を越すように矢を射る屋越神事(やごししんじ)を行う。矢が風を切っていく音が心地良い。
5月5日 下鴨神社 歩射神事 百手式 写真 京都 下鴨神社 歩射神事
場所 : 下鴨神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 11時30分〜  見学無料
葵祭の行列参進の際に、沿道の邪気を祓うための歩射神事(ぶしゃしんじ)。 屋越神事に続いて行うのが、数人が連続して矢を射る百手式(ももてしき)。引立烏帽子に直垂姿の射手が大的を射抜きます。
5月5日 上賀茂神社 賀茂競馬 かもくらべうま 賀茂競馬 かもくらべうま
場所 : 上賀茂神社  住所 : 京都市北区上賀茂本山339
時間 : 14時〜  有料観覧席 : 1000円
賀茂競馬(かもくらべうま)は直線を馬2頭で競走するマッチレース。12馬で計6本行われる。橙の舞楽装束が左方(さかた)、ダークな舞楽装束が右方(うかた)。左方が勝てば,その年は豊作になると言われている。
5月12日 下鴨神社 御蔭祭 本宮進発の儀 御蔭祭 本宮進発の儀
場所 : 下鴨神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 9時40分〜  見学無料
下鴨神社の御祭神である荒御魂(あらみたま)が新しく御生(みあれ)され、その神霊を本殿にお迎えするための祭儀・御蔭祭(みかげまつり)。
勧盃の儀樹下神事の後、行粧は5/12早朝に御蔭神社へと進発する。
5月12日 御蔭神社 御蔭祭 神迎の儀 御蔭祭 御蔭神社
場所 : 御蔭神社  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 11時〜  見学無料
行粧が御蔭山にある御蔭神社の社頭に到着すると、御蔭神社の儀、御生神事(みあれしんじ)を執り行った後に、神霊櫃に移された神霊を神職が捧げ持ち、午後1時頃に御蔭山を進発し下鴨神社へと戻ってくる。
5月12日 下鴨神社 御蔭祭 切芝神事 御蔭祭 切芝神事
場所 : 下鴨神社 糺の森  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 16時頃〜  有料観覧席 : 2000円
午後3時半頃に下鴨神社に戻り、切芝と呼ばれる糺の森の祭場に神馬を導き午後16時頃から切芝神事を行う。神を讃えるための舞楽である東遊(あずまあそび)を舞い、神馬の背に移られた荒御魂を讃える。
5月中旬の日曜日 下鴨神社 小川流煎茶献茶式 下鴨神社 煎茶献茶式
場所 : 下鴨神社 舞殿  住所 : 京都市左京区下鴨泉川町59
時間 : 10時〜  お茶席 : 6000円 (お弁当付き)
葵祭の無事を報告する下鴨神社の小川流 煎茶献茶式。5月中旬の日曜日に神社の舞殿にて開催。小川流煎茶の家元嗣(いえもとし)の点前により二つの茶碗に茶を注ぎ、神職が東殿西殿二つの神前に捧げる。
京都の 葵祭は、あなたが思っているよりも 優雅 です。

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